金嶋昭夫会長が日本赤十字社に1000万円寄付

令和4年8月4日

日本赤十字社に1000万円寄付

日本赤十字社・東京都支部を訪れ恩田振興部長(右)に
1000万円の目録を手渡す金嶋昭夫氏(左)

 カラオケチェーン店などを営む、金嶋観光グループ(金嶋昭夫会長、東京・新宿)は4日、日本赤十字社・東京都支部へ1000万円を寄付した。

 民団中央本部・生活相談センター所長でもある金嶋会長はこの日午後、新宿区大久保の日本赤十字社・東京都支部を訪れ、恩田英治・振興部長に目録を手渡した。

 コロナ「第7波」により、日本が世界最多の国となり、医療機関が逼迫している状況を心配し、少しでも力になりたいと寄付を申し出た。あわせて、ここ数日間続いている集中豪雨による被害への救援にも役立ててほしいと伝えた。

 金嶋会長は「日本赤十字社は多岐にわたり人々の命を救うための活動を展開しており、職員の皆様も心身共にご苦労されてると思う」としながら、「コロナを含む日本赤十字社の様々な救援活動に役立ててほしい」と述べながら、恩田部長に目録を手渡した。

 恩田部長は「金嶋会長にはこれまでも多大な支援を頂いており、大変感謝します。さきほど会長が述べた言葉を心に重く受け止め、本当に苦しんでいる人たちを救うために活動を続けていく」と応えた。

 金嶋会長は新型コロナウイルスのパンデミック宣言直後の2020年4月にも同支部を訪れ、入手困難が続いていた医療用のサージカルマスク4000枚を韓国在住の友人を通して入手し、寄贈した。また、昨年1月には東京都新宿区の大久保病院に新型コロナウイルスの治療に役立ててほしいと1000万円の賛助金を寄付した。今年4月には児童養護施設で暮らしていた子どもたちが社会に巣立っていくための支援のため、「新成人お祝い金」にと、東京都新宿区の養護施設に1000万円を寄付するなど、篤志家だ。

 30年ほど前からは従業員に「ひとり300円寄付」を呼びかけ、日本赤十字社やユニセフなどに募金として寄せてきた。

 金嶋会長は「私がすべきことは母国と故郷、そして生まれ育った地域社会に恩返しをすることと思い続けてきた。それは今の私を幼いときから支えてくれた多くの隣人たちにつねに感謝の気持ちを持っていたから」としながら、「地域社会に奉仕・貢献できる企業として、これからも微力ながらお役にたてればと思う」と述べていた。